めんこいくらぶの 紹介         



綿恋(めんこい)くらぶは奥出雲と呼ばれる中国山地のふもとの町、島根県仁多郡奥出雲町(旧仁多町)に住むゴクゴク普通の手芸好きの主婦のグループです。

メンバーは30代から70代までととても幅広く、常時活動している者が10名で、不定期参加のメンバーがあと数名といった構成です。10名近いメンバーでほぼ1年に1作品を全員で共同制作しているのが特徴です。
メンバーの入れ替わりはありましたが、平成14年には10周年を迎えました。チームワークの良さが私たちの自慢です。

「全員で一つの作品作りなんて、まとまるのが大変でしょ? 」とよく言われますが、大変さを感じたことがなく、とても楽しく制作しています。
今回自分達なりに、ナゼ綿恋くらぶは共同制作に成功しているのか自己分析してみました。


 ★綿恋くらぶには自分の意見がきちんと言える環境があります★

綿恋くらぶはパッチワーク教室とは違い先生はいません。一方方向の関係ではなく、全員が先生であり生徒です。それぞれが自分の得意分野で先生になります。

30代から70代までの年齢幅は母娘ほどの違いがあります。でも年長者に敬意を払いながらも手芸好きという点で対等な関係が保たれているのです。
お互いを尊重する中で、自分の意見をきちんと言い、相手の意見もきちんと聞く習慣がつきました。意見交換すればするほど良い作品が出来る事を全員が身を持って体験しているからかもしれません。

一緒にいると心が和むとお互いに感じています。

 ★綿恋くらぶは研究家集団です★

綿恋くらぶの作品は仁多の風景の中に自分達の想いを込めます。

ピースワーク中心のパッチワークとは少し(かなり?)違い、いろいろな手法を大胆に取り入れます。パッチワーク本来の常識からはすれているというか、無視しているというか・・・

どうしたらそれぞれの部分が一番それらしく表現できるか、作品をよくするために、みんながいろいろ考えアイディアを出し合い研究します。田舎ですから欲しい素材をすぐに購入できる環境にはありません。無いなら自分達で作ったり代用品を考えたりと、おのずと創造や工夫を強いられます。それがかえって楽しいのです。

欲しい色彩の布が簡単に手に入らない事から、草木染めにも挑戦し、部分的ですが各作品で使っています。


 ★綿恋くらぶはお茶の時間を大切にします★

奥出雲地方はお茶の消費量の多い地域です。「お茶にしましょう。」というと漬物・お菓子にとどまらずお惣菜類もたくさん出て来てチョットした食事のようです。仁多で育っていないものにとってはビックリする瞬間です。

綿恋くらぶも例外ではなく、いろいろお茶請けになるものを持ち寄ります。主婦ですからおいしいものには目がありません。ここで作り方の講習も始まります。作り方を聞いて、自分で試して、自分なりの工夫を加える、そんな研究心も作品作りにつながるものがあります。

この時間が楽しいので参加、というのも長く続いている理由の一つでしょう。お茶の時間は手は止まりますが、口は止まる事を知りません。この時間のおしゃべりの中から作品についてのいろいろなアイディアのヒントが生まれることが多いのです。料理講習から始まり、個人作品についてみんなのアドバイスを受けたり、完成した個人作品から刺激を受けたりと有意義に使っています。


 ★綿恋くらぶには強力な応援団がいます★

一番の協力者は、メンバーの愛息T君です。彼は絵の専門家です。綿恋くらぶはテーマ決めに一番時間をかけます。テーマや大まかな構図が決まっても絵が苦手です。そこでT君に協力を願い、私たちのイメージを絵にしてもらいます。遠近感の出し方などもアドバイス願うことで奥行きのある構図にする事ができました。

そして各家庭の家族達の協力を忘れてはいけません。メンバーが集まるのはどうしても夕食後です。そこからのスタートですから解散は10時を過ぎる事がほとんど、作品の完成間際になると12時近くになり「今日中には帰らなきゃ! 」という事もあります。そんな私たちに文句も言わず(あきらめているのか・・・)快く会に参加させてくれます。最近では運転手や、作品の展示協力、制作の進行具合の心配とお父さんをはじめ家族みんなが綿恋くらぶの活動を気にかけてくれています。ありがたいことです。



また草木染めをする中で、タイの農村で織られた布を直接手にいれました。タイコットンを通じてタイとの文化交流につながればとも考えはじめています。
さらには隠岐で行った私たちの作品展を見てくださったイギリス在住の方が、「イギリスでも作品展を」と言ってくださっているらしく、かなりビックリしています。

作品の保護者(作品は大切な子供達です。)として作品と一緒に出かけることで、メンバーは多くの皆さんと交流させていただいています。このHP開設でさらに交流の輪が広がればうれしいです。


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