四季・秋


サイズ.:120×105
完成日:平成12年






保育所に依頼された四季シリーズの2作目の作品です。

落ち葉のいっぱい積もった雑木林でどんぐり拾いをする子供達が主役です。

バックの風景は稲刈りも終わり、赤とんぼが飛ぶ仁多の田園風景です。



■メンバーの声
  • 落ち葉の雰囲気を出すために、雑誌に載っていたピンキングキルトを応用して、草木染めした布をピンキングバサミで葉っぱの形に切り、そのままパラパラと土台の上に敷き詰めて軽くキルティングで押さえたのは、とっても効果的だったね。
  • 大きなどんぐりの木は、どんぐりの実で染めた布が活躍したね。染めに失敗してむらになってしまったものが、ここで思わぬいい効果を出したよね。
  • 畑は茶色の布の下に緑の布を重ねてスラッシュキルトにしたり、遠くの森は100枚近い木の形の布をアップリケしたり、本物みたいにススキや赤とんぼを作ったり、それぞれの特徴が一番よく出る手法をいろいろ考えたけど、今回はホントいろいろなアイディアが皆から飛び出したね。
  • 極めつけは綿をポンと貼り付けた民家から出る煙かな。
    この煙のおかげで生活が感じられ、人が住んでいるぬくもりが感じられるよね。
  • 主人公の女の子、最初は大きなクリクリの目をして正面を向いていて、それなりにかわいかったのだけど、あんまり大きな目で見つめるので、作品を見るたびにあの子の視線が気になったよね。
    思い切って顔だけ作り直してよかったかな。
  • 遠近感がよく出てるけど、最初稲はでの向きが不自然で倒れてるような感じだったのを、T君のアドバイスで直してよかったね。
  • 空に使った布は油単(ゆたん)と呼ばれる布で、牛が晴れの場所で背中に掛けたものの一部です。



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