保育所に依頼された四季シリーズのうちで最後に完成した作品です。
夏といえば川などでの水遊びを想像しましたが、保育所の子供達にとってあまり川遊びは縁がないということで、夏の風物詩のひとつであるホタル狩りをテーマにさせていただきました。
地区内では特別ホタルを保護しているわけではありませんが、たくさん見ることができる場所が何箇所かあります。
手前のお母さんは赤ちゃんをおんぶしているのですが、その足が立体的にブラブラするように作ってあります。
保育所の子供達はその足をなぜたり、赤ちゃんをヨシヨシしたりしていると保母さんが嬉しそうに話してくれました。
優しい子供達、そしてそれを暖かく見守る保母さんたち、そんな保育所の中で私たちの作品が少しでも保育の役にたっていると思うと、とても嬉しいです。
■メンバーの声■
- 前作の冬バージョンは白の世界で苦労したけど、今度は黒の世界になってしまったね。
- 夜の風景なのでアップリケ中心のあっさりしたものになったけど、あっさりしすぎてるかな?
- でも4つの作品を並べると、この作品があるから全体がしまって見えて思わぬ効果があったと思うよ。
- 冬バージョンを夏に作ったり、この夏バージョンを秋に作ったり実際の季節に逆らうようにして作ったね。
- 遠い家の明かりが実際どんな風に見えるのか、途中で車で見に行ったよね。
それで、グリーンに黄色っぽい絞り柄の端切れ布がぴったりだということになったんだよね。私たちって沢山布を持ってわけではないけど、なんかイメージ通りの布に出会えるよね。
- 道路の布なんて、畑で日よけ用に使われていた元布団の側布だもんね。
リサイクル品をさらに活用なんて私たちくらいかな。
- ホタルのことも調べたよね。オスとメスの違いetc。
- 登場人物は型紙だけ見たら、お母さんが異様におおきく感じたけど、バックとあわせるとぴったりで、慌てて小さくしなくてよかったね。
おんぶされてる赤ちゃんの足をブラブラさせたり、今回も人物作りに苦労しながらもみんなけっこう楽しんで作ってるね。
- 全体的に静かな風景なんだけど、お母さんを呼んでる子供の動きがいいよね。やっぱり人物が登場すると、いろいろな物語が想像できていいね。春バージョンも人物を入れるべきだったかな。
- 秋の文化祭に間に合わせようと、週に2回も集まったりで、1ヶ月で完成なんて最短記録だよ。