日本海

完成:平成11年




この作品は、H11年に島根県大田市にオープンした県立女性総合センター「あすてらす」に飾るために、県の依頼で島根県内の女性グループで共同制作したものです。

完成と同時に綿恋くらぶの手から離れたものですが、大切な制作作品の1つとして、ここで紹介させていただきます。

制作したのは、右の作品から

    ・邑智町のグループ
    ・綿恋くらぶ
    ・大田市ブラハウスのグループ
    ・宍道町出雲市斐川町のグループ(3分の1ずつ制作しました。)

この4グループがそれぞれ1枚ずつ担当しました。

県の女性グループに綿恋くらぶが登録されている関係で、県の方から制作について綿恋くらぶに問い合わせがありました。地域で活動するグループの共同制作で行うことに決まり、綿恋くらぶの5周年作品展後交流のあったグループを紹介するなどして、最終的に上記のグループが集まりました。

制作リーダーは「あすてらす」の地元大田市のグループにお願いし、材料の調達をはじめいろいろ大変な部分を担当していただきました。
原画は、旅行中に日本海の美しさに魅せられて大田市に住むようになられた画家の方にお願いし、「日本海」の制作が始まりました。

下絵の段階から完成まで、出雲市の会場に各グループから数名ずつが何度も何度も集まり制作の打合せを繰り返して完成させた、島根の女性たちの情熱の結晶です。



■メンバーの声■
  • 「あすてらす」にずーと展示してもらえるのでうれしいね。依頼されて作るなんていい経験だった。
  • でも大田まで行く機会がなかなか無くて残念!(写真も正面からのものが無くて・・・。 当時はHP作るなんて思ってなかったし、何とかしなくては!)
  • 材料のほとんどが古布で、古布のよさをつくづく感じた作品でした。
  • 古布は縫い合わせがむずかしいものもあったね。柔らかい布は簡単なパターンでも布か伸びてしまい、苦労したわ。
  • おばあさんの作った「いわし」が他の作品にも泳ぎ出していって大活躍だったね! 全部で何匹作ったんだっけ?
  • 色の指定を間違って縫い直ししたのは、ショックだった!
  • 単なる縫い子になってしまってはおもしろくないと、ミーティングに積極的に参加して、いろいろ意見を言ったよね。リーダーだった大田市の皆さんはまとめるのが大変だったでしょうね。
  • 他のグループの人たちともさらに仲良くなって、完成後の慰労会は楽しかったね。その後皆さんお元気かしら。
  • 制作費を頂いたのですよ。皆さん何か形のあるものに変わりました? 小型ミシンやアイロンを購入した人もいましたね。
  • 部活で益田市へ行ってきた子供が、「日本海に沈む夕日がスゴカッタ!」て興奮気味に帰って話したことがあったけど、ほんときれいですよね。山の住人にとってはまた格別です。



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