サイズ:  
完成日:平成17年10月



稲作シリーズの第3弾は、初春の風物詩「とんどさん」です。
今年一年の豊作や無病息災を祈願する行事で みんなの願い事を赤い火が受けて空へ空へと拡がります。

昨年のとんどさんの時の写真を参考に構成を考え たまちゃんの孫であるT君が下絵を描いてくれました。
今までの稲作シリーズの作品は小さめですが、同じサイズでは燃え上がる炎の迫力が表現できないということで縦長の大きなサイズで作ることにしました。 

■メンバーの声
  • この作品は今年のとんどさんや雪のイメージを忘れないうちにと2月には取り掛かり始めたんだよね。例年に比べるとなんて早いスタートだったことでしょう。
  • まず取り掛かったのが雪の部分。集まってきた人によって踏み固められた感じを出すために色々な白い布を四角に切って、それを重ねてまつって行ったけど、所々に入れた茶系の布が土の着いた雪の感じもうまく出したね。
  • 炎に使ったのは薄絹の紅絹(もみ)が中心だけれでも 貴重な紅絹もこのときばかりと縦長に切って繋いでとふんだんに使ったね。このおかげで炎の感じがよく出てると思うわ。
  • 後で煙も必要ではないかと家族に指摘され追加したのよネ。炎の右側が多くなるようにキルト綿を利用して煙をつけることで風の流れも表すことが出来たと思うわ。
  • 一番苦労したのが竹ね。竹そのもののスッと伸びた感じが最初出なくて、中に帯芯を入れることでいい雰囲気が出せたよね。ただし硬くて縫いにくかったけれど・・・。
    葉っぱの付き具合は本物を見てずいぶん研究して付けたつもりだったけれど、秋の文化祭の展示でやはり見た方に指摘され、その後やり直したのです。
  • 人物つくりはメンバー全員で分担したのだけれど それぞれその場での会話が聞こえてきそうな感じに仕上がってすごいわ。やはり人物が入ると作品が生き生きしてくるね。
  • 左奥の方に神社があることも気づいて欲しいわ。

 「とんどさん」が完成するまでの過程は活動記録にも載せていますので 興味がある方は見てくださいネ。

inserted by FC2 system