想い出



サイズ.:215×150
完成日:平成7年



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この作品は、まもなくダムに沈んでしまうふるさとを、思い出に残そうと考えて作りました。
私たちが、ふるさと仁多をテーマに作品作りをするようになった、ふるさとオリジナルの第一作目であり、代表作です。

ダム建設の工事が始まり、この風景もキルトの中だけの世界になりました。

草木染めにも挑戦し始め、チューリップ・ヨモギ・やぶまお・くず・つばきなどで染めた布を全体の70%くらいは使ったでしょうか。年月が経ち色が変わりました。畑の部分は、同じような色になってしまいました。でも化学染料に比べ、柔らかく優しい色合いは、私たちの想いを表現するのにぴったりするものです。

石見銀山のブラハウスの「銀の針」賞にはじめて出品し、銅賞を受賞した作品です。



■メンバーの声
  • 登場人物が表情豊かに作れて満足! でもおじいさんが、なかなか男らしくならずに苦労したね。 
  • ドンゴロス(布の名前)で作った家の屋根は、いろいろ工夫して2作目が採用されたんだったが。
  • 干し柿はストキングで作ったら本物みたいになったし、柿の木はバインダーの麻紐を使ったのは、いいアイディアだったと思う。
  • 蔵の屋根は瓦に綿を入れて少し立体的にしたし、布の汚れが壁のシミとしてぴったりだったね。
  • 草木染めの布が退色してしまって残念。色あせた部分は染液を上から塗ってみようか?
  • 色あせて完成当時とは違った雰囲気になってるけど、これはこれで味わいがあっていいと思うけど・・・
  • 完成の慰労会をしている最中にブラハウスの銅賞受賞の連絡がきたのは感激だった!
  • この作品を見て、感激したのが入会のキッカケだったんですよ。



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