綿恋くらぶの活動に関して寄せられた質問にお答えするコーナーです。


  藍染めの漂白ってどうしてるの。
  作品の保管はどうしてるの。
  みんなで1つの作品作りなんて大変でしょ。

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藍染めの漂白ってどうしてるの。

空の布これは新作「鬼の舌震」で空用の布を漂白したということに対しての質問でした。

これは メンバーのtamaちゃんが郷裕隆氏の本で紹介されていた抜色絵(漂白剤を付けた筆や棒で布に絵を描き、脱色させる技法)を参考にしてミニタペを作ったことからヒントを得て、おばあさんが始めたものです。

おばあさんの藍の絞り染め薄い青色の布がほしい時に時々挑戦してきました。
空の布は、おばあさんが15〜16年前に自分で藍で絞り染めにしたものです。(個人作品「海の嵐」でも使っていますよ。)
今回は 標準より少し濃くした漂白液(塩素系)に3日間漬けて置いたそうです。

漂白する時は漬けっぱなしにするのではなく、時々ひっくり返して色抜けの状態を確認する必要があります。色が抜けすぎて失敗したこともあります・・・。

布が傷むのは当然ですから、普段使いの小物等には不向きかもしれませんね。

tamaちゃんの秋の月
tamaちゃんの「秋の月」の作品。秋の月という文字を原液の漂白剤で書いています。

色抜けが悪いときは重ね塗りをし、すぐにスチームアイロンで乾かすと漂白効果が高まると、本の著者(郷裕隆の布戯絵:株式会社婦人生活社)は紹介しています。


(2002-6-2)
作品の保管はどうしてるの。

メンバーの数だけ作品が出来たら、各自1枚ずつもらおう♪なんて話した時期もありましたが、それでは作品がしまい込まれたままになってしまう恐れがあります。

現在は、メンバーの代表(HN:仁多のひまわり)の家で一括管理しています。
そして出来るだけ展示していただける場所を捜し、喜んで貸し出しています。
8月の10周年の作品展の後、10月には木次町にある奥出雲葡萄園での展示が、
来春には米子のMrs.Potatoさんの所の作品展に特別参加が予定されています。

四季シリーズは町内の保育所から依頼を受けた分ですので、所有権は綿恋くらぶに残したまま保育所にお預けしています。保育所では季節に応じて絵本コーナーにかけて下さっています。

現在は10周年の作品展に向けて、補修作業等も必要なので戻していただいていますが、作品展示の予定の無い時はドンドン貸し出したいと思っています。
メンバーは作品に保護者としてつい行き、そこで新しい交流が始まることを楽しみにしています。
(2002-6-2)

みんなで1つの作品作りなんて大変でしょ。

これが、一番多い質問ですね。
でもこう聞かれるたびに、メンバーは答えに困ります。ほんとに大変さを感じたことが無いのです。

「綿恋くらぶの紹介」でも説明したように、先生がいないのでさまざまな場面でお互いが先生になったり生徒になったりすることが多く、誰か1人がみんなをひっぱていっているのではないことが最大の理由でしょうか。
作品もいろいろな手法を取り入れますし、活動も作品作りだけではないので、各自が活躍できる場面がたくさん用意されています。各自が出来ることを、出来る範囲で行っています。

住んでいる地区も一緒(同一校区なんです。)なので活動以外の面でも接点が多く共通の話題もたくさんです。家族構成や各自の仕事のことなどもなんとなく分かります。
だから誰も無理はせず、出来ない時ははっきり言います。それを皆が理解し会える環境にあるのです。

みんなで集まる日も日にちを決めているのではなく、お互いの都合をあわせて、誰もが参加できる日を毎回設定しています。
1人のアイディアでは限界があります。いろいろ皆で試行錯誤する中で、思わぬアイディアが飛び出す瞬間はとても楽しいです。この楽しさを知ってしまったので、出来るだけ参加できるように他の用事の方を動かすことはありますね。(笑)

無理なことは何もしないから、大変さを感じないのでしょうか?

最初から何の答えにもなっていない内容ですが、誰も大変だと思っていないので、ご容赦くださいね。
(2002-6-2)
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